車両ユーザーの品質に対する期待は大きくなっており、音響や振動の快適性は車両開発で重要です。特に、電動駆動を含む新しいパワートレインコンセプトは NVH に対する新たな課題をもたらしています。MBS(マルティボディシミュレーション)やFEM(有限要素解析)の技術は、車両開発プロセスに欠かせないものとなっています。
パワートレイン部品
- 電動駆動 システム、エンジントランスミッションユニットおよびギヤボックスの構造伝播音と空気伝播音
- ギヤ鳴り分析
- ギヤの歯打ち挙動
- クランクトレイン動的挙動
パワートレイン統合
- 非線形マウント特性の定義
- エンジン始動及び停止時の振動改善
- ハイドロマウントなどのカスタマイズモデルの開発
- 車両構造との相互作用の分析
車体およびキャビン
- 接合点における動剛性
- 騒音および振動伝達特性
- 社内騒音および振動
フルビークル NVH
- モーダルマップ
- 完全結合の車両構造および内部キャビティ
- フル CAE またはハイブリッドアプローチを使用したパワートレインおよび路面騒音分析
空気伝播音
- パワートレイン系部品の音響放射
- 音響遮蔽の評価
- 吸気システムのシミュレーション
利用できるソフトウェア
- Abaqus、MSC Nastran (有限要素ソルバー)
- MSC Adams、Simpack (マルチボディシミュレーション)
- MAMBA (接合部の接触現象のシミュレーション)
- MNOISE (音響シミュレーションポストプロセッサ)
- FEMFAT LAB vi (測定に基づいた荷重生成)